せっけんの街の運動とは

食用油(廃食油)から作ったリサイクルせっけんの販売「手賀沼を守ろう」を合言葉に1980年に、我孫子市、柏市、沼南町(柏と合併)、流山市の三市一町で始まった合成洗剤追放の直接請求運動で、沼の汚れは家庭雑排水に原因があり市民自身が沼の汚染の加害者であることを訴え続けました。その運動をきっかけに廃食油のリサイクルせっけん工場建設運動へと繋がり、1985年3月に1万人以上の市民出資による全国で始めてのリサイクルせっけん工場が完成しました。
また、1994年にも第2工場として、印旛沼せっけん情報センターが、こちらも1万人以上の市民出資を受けて完成、操業を開始しました。
 
1991年には、廃食油のリサイクルせっけんを全国に広げるために「リサイクルせっけん協会」を創立、さらに 1994年、アジア地域全体へのせっけんの普及と環境教育の推進のために、韓国の仲間が中心となり「アジア市民生活環境会議」を立ち上げ毎年国際交流を重ねてきました。
せっけんの街の経緯は、加害者を克服する運動、市民自らがリサイクルを担う運動、合成洗剤反対運動からせっけんをつくる運動、せっけん運動から多様な環境活動へ、環境活動をアジアから見つめ直す運動へ、まさに環境から街づくりへと多彩な内容に成長してきました。その中で運動の基本理念をせっけんの街構想として結実させています。

■ せっけんの街の歩み

1980年 7月

「合成洗剤追放直接請求運動」手賀沼アピール

1982年 3月

「障害者と共に廃食油でせっけんをつくる工場準備会」を設立

1984年 7月

「手賀沼せっけん共有者の会」を設立し、市民出資を呼びかける

1984年10月

「株式会社手賀沼せっけん」を市民の共同出資で設立

1985年 3月

「手賀沼せっけん工場」操業

1991年 2月

「リサイクルせっけん協会」設立、事務局を担う

1992年 9月

「手賀沼せっけん共有者の会」から「せっけんの街共有者の会」に名称変更

1994年10月

「印旛沼せっけん情報センター」(第2工場)設立・操業

1999年11月

「特定非営利活動法人せっけんの街」認証

2002年 7月

「特定非営利活動法人せっけんの街」組織統合して製造と運動を一元化

2005年 3月

「株式会社手賀沼せっけん」を解散してせっけんの街に工場設備を統合

■ せっけんの街の基本理念

リサイクルせっけん作りの実演

自然と人間が共生する街

人と人が共に育ち横の人間関係を広げる街

使い捨てでなくリサイクルによって成り立つ街

個人の自立によって地域社会をおおぜいの私で経営する街

働く意味を考え合い労働の価値を高めていける街

多くの人が生活の場で働くことができる街

■ 受賞暦(前身の組織での受賞を含む)

1991年

地球にやさしい作文・活動報告コンテスト「SAVE THE EARTH 読売新聞社(通産大臣表彰)今わたしたちにできること」学校・団体部門地域活動の部

1992年

生活文化賞 中央学院大学

1992年

千葉県特別環境賞 千葉県

1998年

千葉”元気印”企業大賞環境貢献賞 日本工業新聞社・千葉興業銀行

1999年

ちば環境文化賞特別賞 千葉日報社・千葉銀行

2000年

地域経営活動賞 (財)神戸都市問題研究所

2006年

平成17年度バイオマス利活用優良表彰 (社)日本有機資源協

2007年

地域環境保全功労者環境大臣賞 環境省

■ 助成金・事業委託(前身の組織での助成、受託を含む)

1993年

地球環境基金(同基金第一回目の助成) 環境事業団(環境庁)

1994年

ちば環境ボランティア育成事業(同事業第一回目の受賞) 千葉県

1995年

地球環境基金 環境事業団

2000年

ベイFM環境財団

2003年

ドコモ市民活動団体助成 NPO法人モバイル・コミュニケーションズ・ファンド

2003年

体験型環境学習講座の委託 千葉県環境政策課

2006年

印旛沼あっぷモデル事業2006 印旛沼あっぷ推進委員会・NPO活動推進課