製品のご紹介


バイオディーゼル燃料

「バイオディーゼル燃料」について

「バイオディーゼル燃料」とは生物系の油脂を原料としたディーゼル燃料です。燃料に適するように粘度を下げるため、一般的には脂肪酸メチルエステルに加工されています。生物起源の燃料は地球温暖化対策になります。炭酸ガス収支が±0となるからです。「バイオディーゼル燃料」は軽油と比較して二酸化炭素を78%低減する効果があります。ヨーロッパでは地球温暖化対策で積極的に使われています。

単独、あるいは軽油との混合して使うことができます。基本的に改良を加えることなくディーゼルエンジンにて使うことができます。(燃料フィルターなど、一部部品の交換をおすすめします)
排ガスについては、黒煙が3分の1になります。また、硫黄分が少ないので、硫黄酸化物が減る・粒子状物質(PM)減少装置の働きを妨げないというプラス面があります。

光化学スモックが問題化した日本では窒素酸化物(NOx)の規制がすすみ、同時に実現が難しいPM規制が緩かったため、ディーゼル車はガソリン車よりも環境に悪いイメージがあります。しかし、エネルギー効率はガソリン車よりも優れており、ヨーロッパでは逆にディーゼル車の方が環境によいとされています。
現状では、製造コストは軽油よりもコスト高です。ただし、自動車用の軽油には軽油引取税が課税され(船舶や農業用の動力は課税されません)。課税された軽油と課税されない「バイオディーゼル燃料」100%では、価格メリットがあります。なお、課税を避けると『「バイオディーゼル燃料」と軽油を混ぜて使う』『「バイオディーゼル燃料」を使いながらも、足りなくなったら一般の給油所で軽油をつぎ足す』といった選択肢が制限されてしまいます。
ドイツなどでは一般的に未使用の菜種油から作られています。日本では、先駆的な活動から、主に廃食用油から作られています。全国に広まる菜の花エコプロジェクトでは菜の花を栽培・採油し、食用に使用した後の菜種油からせっけんやBDFを製造する循環社会を提案・実践しています。
事業所で発生した廃食用油は、インク原料や飼料などに需要があり、使われています。しかし、家庭や小さな飲食店で使われた食用油のほとんどは下水に流されたり、ゴミとして焼却されています。せっけんの街では、そのような家庭で使用された食用油を集め、せっけんを製造してきました。新たにプラントを導入した「バイオディーゼル燃料」は使用済み食用油のもう一つの活用方法です

「バイオディーゼル燃料」ができる化学反応の模式図 「バイオディーゼル燃料」ができる化学反応の模式図

使用を検討するにあたってのご注意

軽油や重油の代わりに「バイオディーゼル燃料」を使うことは、地球温暖化防止対策(炭酸ガス削減)になります。ディーゼル車に利用した場合、排気ガスの硫黄酸化物(SOx)や黒煙も減少します。
「NPOせっけんの街」の「バイオディーゼル燃料」は、一般にはゴミとして捨てられている(流してしまったり、焼却されている)家庭で使用された食用油を原料としています。資源循環型社会を作っていきましょう。

自動車の燃料として使用する場合

  • 自動車用燃料として、「バイオディーゼル燃料」を使用する場合、軽油を混ぜると、「バイオディーゼル燃料」にも軽油引取税(32.1円/リットル)を払う義務が生じます。ユーザーが軽油と「バイオディーゼル燃料」を別々に購入しても、混合した時点で、納税義務が生じます。課税されないように使用する場合、『長距離運行を行わない車両に限定し、100%で使用する。冬季、寒冷地では軽油に切り替える』という範囲で利用してください。または、冬季は軽油引取税を払って、混合燃料を使用します。

自動車以外の燃料として使用する場合

  • 軽油と混合しても軽油引取税の納税義務がありません。下記の注意事項もご参考にしてください。

「バイオディーゼル燃料」100%で利用する場合

  • 軽油引取税がかかりません。
  • 100%では、コモンレール式ディーゼルエンジンでは使用できません。
  • 燃料を軽油からバイオディーゼル燃料に切り替えた場合、切り替えて数週間、燃料フィルターが目詰まりする可能性があります。軽油使用中に付着した汚れが落ちるのが原因です。しばらく(1ヶ月程度)の後、燃料フィルターを点検・交換してください。
  • 燃料系のゴムホースやパッキンのゴム製部品は定期的に点検してください(年1回以上)。合成ゴムを使用している部品は、より耐久性のあるフッ素系ゴムや水素添加ゴム製部品、金属製フレキシブルホースに変更するなどの対策をお勧めします。
  • エンジンオイルやエレメントの交換は原則通り定期的に行ってください。

「バイオディーゼル燃料」が低い比率(20%以下)の混合燃料で利用する場合

  • 軽油引取税の納税義務が生じます。
  • 炭酸ガス排出量の削減など「バイオディーゼル燃料」の利点を生かしながら、欠点を考慮せずに利用することができます。

「バイオディーゼル燃料」が低い比率の場合を除く、混合燃料で利用する場合

  • 軽油引取税の納税義務が生じます。それ以外の注意事項は100%の場合と同じです。

ディーゼル車規制について

自動車NOx・PM法や1都3県の条例(基準を満たさないディーゼル車の運行禁止)によるディーゼル車規制が始まり、ディーゼル車ユーザーの方は、この燃料で対応できるか関心があるかと思います。車検証上、燃料は軽油(廃食油再生燃料を併用という扱い)となりますので、結論としましては、ディーゼル車規制に適合しない車は、「バイオディーゼル燃料」を使っていても規制に対応できません。