会  報

[ミニ知識]

No.268 ミニ知識 [2015年8月6日 発行]

漂白剤の話
 市販の漂白剤は大きく分けて、塩素系漂白剤、酸素系漂白剤が売られています。その他、鉄分で黄色くなった衣類を漂白できる還元型漂白剤というのもあります。お店に並ぶ商品を見ると、主に衣類用が液体の酸素系漂白剤、台所用は塩素系が主流のようです。
 酸素系は作用が穏やかなため、色柄物に使えます。塩素系は強力ですが、色柄物には使えませんし、酸性の液と反応して有毒な塩素ガスを発生させます。
 酸素系漂白剤には粉末と液体のものがあります。液体の酸素系漂白剤の主成分は過酸化水素ですが、市販品のほとんどに合成界面活性剤が入っていますので、お薦めしません。粉末の酸素系漂白剤は「過炭酸ナトリウム」100%のものが販売されています。過炭酸ナトリウムは水に溶けて活性酸素を発生させます。この活性酸素が汚れを酸化して落とします。この作用は温度が高いほど効果的ですので、40℃以上で使うことをお勧めします。(高温で変質したり、アルカリに弱い素材には注意しましょう)
 合成界面活性剤無添加の酸素系漂白剤は販売店が少ないのが難点ですが、生協や洗濯用せっけんの販売に力を入れているお店では取り扱っています。
(塚田)

No.266 ミニ知識 [2015年7月24日 発行]

印旛沼の話
 千葉県民の生活用水の水源である印旛沼は、昭和40年ころから水質汚濁が進み、近年では全国の湖沼中でワースト1の水質となっています。近隣市町村の下水道の整備により、家庭や事業所からの影響は減ってきています。しかし、市街地を走る車の排気ガスや道路の汚れなどが降雨時に直接流れ込むため、市街地や農地からの汚れは年々増加しています。最近のゲリラ豪雨も影響していると思われます。ブラックバスやブルーギルなどによる在来種の減少、カミツミガメやナガエツルノゲイトウの大量発生など、外来種による環境の悪化も問題になっています。
 多様な生き物を育む印旛沼の環境を守り、次の世代に引き継ぐために、私たちにできること、
○洗車は路上やガレージではなく、排水設備のあるガゾリンスタンドなどの洗車場で洗車しましょう。
○雨水タンクや浸透マスなどを設置し、雨水を地下に浸透させる対策も大切です。
 そして一番大事なことは、私たちが印旛沼の自然にふれ、親しみを感じ大切に思う心を育むことなのかもしれません。雨の印旛沼も素敵です。ぜひ行ってみてください。
(若月)

No.264 ミニ知識 [2015年6月16日 発行]

せっけんですっきり
水道水中に微量に溶けているカルシウムイオンやマグネシウムイオンが、皮膚に残留しているせっけん分子と結びついて、水に不溶性の金属石けん(石けんカス)を生成します。金属石けんはすすぎのときに水に流れ、皮膚に残りません。せっけんで食器を洗った後、すすぎの時のすっきり感は、私がせっけんが大好きな理由のひとつです。しかし「せっけんで洗うと食器がヌルヌルスル、ベタベタする」という話を聞きます。その原因として考えられること。

その1…せっけんを使いすぎていませんか?
⇒特に粉せっけんはアルカリが強いので、使いすぎには注意しましょう。

その2…スポンジが汚れていませんか?
⇒油汚れの多い食器を洗った後など、油分がスポンジの中に取り残されることがあります。スポンジの掃除を。スポンジは目の粗いものがお勧め。

その3…油の再付着現象が起きていませんか?
⇒せっけんは濃度が薄くなると取り込んだ油を離してしまいます。すすぎの時まで水のかからないところに置いて、すすぎは流水で一気に。

その4…せっけんが油に戻る???
⇒せっけんは食酢など酸で元の油に戻ってしまうことがあります。ドレッシングや酢の物などに使った食器はあらかじめふき取るか、お湯で予洗いを。

皆さんも、上手にせっけんを使って、あのすっきり感を楽しんでくださいね。
(若月)

No.262 ミニ知識 [2015年5月21日 発行]

雨水で洗濯
 今回見学に行った墨田区は古くから雨水利用が進められてきました。昔ながらの狭い路地が多く、火事のときに消防自動車が入りにくい、土地が低く、排水がままならないなどの理由だと聞きました。天水尊、路地尊などという名前で皆に親しまれています。
 墨田区以外にも、雨水をためて植木の散水や防火用に活用している人が増えていると聞きます。
 水道水の中には、一般的にカルシウムイオンやマグネシウムイオンが含まれています。そのイオンがせっけんと反応して金属せっけんができてしまいます。いわゆるせっけんカスのことで、洗浄力を弱めたり、洗濯物に残る原因になります。雨水は金属イオンを含まない軟水(純水)です。雨水で洗濯した場合、あわ立ちもよく、せっけんの使用量が抑えられるとの実験結果が出されています。(2001年「東京・洗剤プロジェクト」)
 降り始めの雨は空気中の浮遊物や屋根や雨どいにたまった汚れを含みます。降り始めを除けば、ほとんど純水に近いということで、トイレの洗浄や洗濯にも適しているといえます。
 小さなダムとして、大雨対策などの観点から、雨水タンクの設置に助成金を出している自治体も多くあります。お住まいの自治体にお問い合わせください。

No.259 ミニ知識 [2015年3月10日 発行]

No.259 No.259

真っ白くなるよ 煮洗い

[用意するもの]
大きめのステンレスまたはホーローの鍋やボール/酸素系漂白剤/粉せっけん/トング

(1)
鍋(ボール)に水を2リットル位入れ、70℃〜80℃の温度になるまで温めます。
(2)
温まったら酸素系漂白剤、粉せっけんを各大さじ2入れます。
(3)
鍋の中に急須や湯のみなどを入れます。ふきこぼれないように火加減に注意しながら、2〜3分つけおきます。
(泡が消えてきたら、漂白剤とせっけんを追加します)
(4)
熱いのでトングなどを使い鍋から出して、流水でよくすすぎます。

[注意しましよう!!]
※ アルミはアルカリに弱いので使えません。初めに、鍋やボールがアルミ製でないことを確認しましょう。また、アルミ製のやかんや急須なども煮洗いできません。
※ 温度が高すぎるとふきこぼれることがあります。沸騰させないようにしましょう。
※ アルカリと温度が高いので、素手で触るとやけどや手あれの危険性があります。
※ 最後に火を消してから、布巾などを漬けてさめるまで置くと、真っ白になります。
※ 焦げ付いてしまった鍋ややかんもこの方法で復活させることができます。