せっけんの知識<せっけんと合成洗剤の違い>

特定非営利活動法人(NPO法人)せっけんの街 せっけんの知識<せっけんと合成洗剤の違い>

せっけんの知識<せっけんと合成洗剤の違い>

一般に洗濯に使う粉状の洗剤のことを粉せっけんといいますが、私たちは洗浄成分に合成界面活性剤を使っている洗剤を『合成洗剤』。油脂とアルカリ(苛性ソーダ・苛性カリ)を反応させて作られる洗剤を『せっけん』と分類します。

合成界面活性剤(合成洗剤)は人間が合成した自然界にはない化合物です。せっけんは油脂とアルカリを反応させて作られます。その反応は自然界でも普通に起こります。たき火で肉を焼いたときなど、肉の油とたき火の灰からせっけんはできます。そしてそれらの界面活性剤の構造が合成界面活性剤とせっけんでは異なります。

それが人間や自然界への影響の違いに現れます。排水後、魚や微生物のえさになり早期に分解されるせっけんと違い、合成洗剤に使われている合成界面活性剤の9種類が有害な恐れがある化学物質として、PRTR法第一種指定物質に指定されています。
 >>せっけんの知識<PRTR法>