せっけんの知識<せっけんの街のせっけんの特徴>
せっけんの街のせっけんは大豆油や菜種油などの使用済み食用油から作られます。
食用油にはオレイン酸やリノール酸が多く含まれています。それぞれの油に含まれる脂肪酸の種類が違うことにより作られたせっけんの性質も違ってきます。
【水に溶けやすい】
食用油に含まれるオレイン酸やリノール酸から作られたせっけんは、水溶けの良さが特徴です。
ヤシ油やパーム油由来のせっけんのように、別の容器で溶かすなどの手間がかかりません。
全自動の場合低水位でしばらく回してから、ドラム式ではドラムの中の洗濯物に直接振りかけて使えます。
冬の冷たい水でも溶けますが、洗浄力の点や環境面でお風呂の残り湯をお勧めします。
>>せっけんの使い方<洗濯編>
【肌に刺激が少ない】
オレイン酸やリノール酸から作られたせっけんは 皮膚刺激性が少なく、台所での使用など、肌荒れが少ない特徴があります。
手に残ったアルカリ性のせっけんは皮脂により中和され、すすぎの時に水に流れ皮膚に残りません。
また水道水に微量に含まれるカルシウムイオンやマグネシウムイオンが石けん分子と結びついて、水に不溶性の金属石けんを生成します。皮膚に非常に低刺激な金属石けんは水に流れ、皮膚に残りません。
製造工程で副産物として作られるグリセリンを含んでいます。
グリセリンは保湿効果があり、化粧水などに利用されているものです。
(一般的には、鹸化法で作られるせっけんは、製造工程でグリセリンや不純物を取り除く塩析が行われています。)
【泡切れがよい】
すすぎの時に泡が残らず、すすぎやすい特徴があります。
泡がなくなっても、せっけん分を取り除くためには溜めすすぎ2回は必要です。
一般のヤシ油由来のせっけんと比較しても泡が消えやすいため、一概に泡立ちが洗浄力の目安にはなりません。
洗濯の途中で泡が消えても、洗い上がりに問題なければ、使用量を増やす必要はありません。
>>せっけんの使い方<洗濯編>
【用途を選びません】
洗浄力、使い勝手や経済性、お好みで使い分けることをお勧めします。
せっけんの街のせっけん類は3種類あります。
基本的に用途を選ばないのも特徴です。
せっけんの街のせっけん類の用途は台所や洗濯掃除など『雑貨』に分類されます。
身体を洗う化粧石けんや浴用石けんではありません。
>>製品の説明<リサイクルせっけん>